
着物の着付けを行う上で、重要となるのが着物の構造を正しく理解しておくことだといわれています。
着付け用語の一つに「身八つ口」がありますが、八つ口は着物のわきのあき部分を指し、着物の口が8つあることが名称の由来であり、身頃の脇の身八つ口、袖のふりの振り八つ口、袖口と襟、裾の8箇所が空いていることからこの名称で呼ばれるようになりました。
他にも袖付けのしたを左右に分けていることで出来ている口であることから、八の字の分かれる形から呼ばれた説があります。
基本的この構造は女性と子供の和装に限定され、男物にないことも特徴の一つです。
江戸時代以前の対丈で着て、紐状の帯を腰のところで幾重にも巻き締めていた頃に比べて、女性の帯幅が広くなり胸高で帯をするようになったことで、上腕部の自由が少なくなりました。
そこで動きにくくなった状態で手を自由に動かす工夫として、脇をあける方法が考えられました。
このように構造の理由を正しく理解して、適切に身に着けられるようになることが大切です。
着物は洋服とは異なり、1枚の反物をそのまま使用して羽織れるように形を整えていきます。
ハサミを使って切断する箇所は1か所しかなく、あとは糸と針を用いて着物を形を整えるのみです。
この時、袂と呼ばれる袖の先端部分はそのままの状態では非常に長いままなので、自身の腕の長さに見合った寸法調整をしなくてはいけません。
この調整は何も知識や技術を持っていないとおこなえませんが、着付け教室に通うことでしっかりと技術を身に付けることができます。
袂の寸法調整をおこなう際、必ず「鯨尺」という定規を使用します。
この定規は3つのパーツで作られており、左右自在に動かせるmのが特徴です。
肩から袖の先端までの寸法を測り、余った箇所にマチ針を付けたらあとはハサミで切断をします。
その後、木綿糸を使用して裏縫いをおこなっていきますが、縫う時は必ず縫い目が表にならないようにするのがポイントです。
着付け教室では講師による実演を見ながら学べるので、より詳しく縫い方をマスターできます。
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銀太郎さんお頼み申す、好き✨ 私も14年前に着付を始めた頃は、主人公のさとりちゃんと一緒で、先生や先輩方が「伊達締め・身八つ口・左前・襟先・袷・バチ衿」等々着物用語を仰る度に、 「????😨ジュモン?」 ってなってた😂 今も着付仲間の中では最年少なので、甘えて先輩方に頼りまくってる😂 x.com/ginota_info/st…